SICK社員による座談会インタビュー

“入社同期メンバー”で語る

SICKでのこれまでと、これから

SICKで働くメンバーは、日々どのような想いで仕事に向き合っているのでしょうか。そのリアルな姿をお伝えするために、2023年8月に入社した同期4名による座談会をお届けします。

営業として最前線で活躍するTさん、Mさん(いずれも東京オフィス)、Hさん(名古屋オフィス)に、マーケティング担当(SH)が聞き手となり、これまでの仕事の振り返りから日々のやりがいや課題、そしてこれからのSICKと自身の目指したい姿について語ってもらいました。

「SICKで働きたい」そう思った  

  きっかけは一通のメールから

「SICKとの最初の接点は何でしたか?」という問いかけに、全員から返ってきたのは「スカウトメールでした」という回答でした。思い返せば、「すべての始まりはスカウトメールがきっかけだった」と、それぞれの記憶がよみがえります。

まず、当時のことを振り返ったのはTさんです。

「前職は半導体商社に勤めていて、幅広い製品を扱っていたこともあり、右肩上がりの業界で、営業として“売れるもの”にもっと専門的に関わりたいと思っていた時期に、ちょうど声をかけていただきました」

さらにこう続けます。
「最初の面接が今の上司だったのですが、とにかく仕事の話を楽しそうにしていたのが強く印象に残っています。そのほかにもSICKのセンサ市場での成長性や、外資としてのカルチャーも含めて、すべてが自分の感覚に合っていました」(T)

「“あのSICKか”と思いました」と振り返るのはMさん。商社時代にドイツ製品を扱っていたこともあり、SICKの名前は以前から知っていたそうです。
「スカウトメールをいただいたときに、すぐに関心を持ちました。Tさんと同じく、面接で感じた社内の雰囲気の良さも、入社の決め手になりました」(M)

Hさんは、「子どもが生まれたタイミングで、これまでよりもワークライフバランスが取りやすい環境を探していた」と話します。商社で機械の輸入販売に携わっていた経験から、センサや半導体といった将来性のある分野に興味があったのだそうです。
「業界的にも、より一層ニーズが高まりそうな分野に身を置きたいと考えていました。SICKの可能性に惹かれたのも、その理由のひとつです」(H)

入社後に感じたこと:ギャップと発見

続いて、「実際に入社してみて、ギャップはありましたか?」という問いに対しては、「思ったほどギャップはなかった」という声が多く挙がりました。

「面接で良い点も課題もすべてオープンに話してもらっていたので、覚悟していたこと、期待していたことがそのままだった印象です。自由度が高い分、“自分から動く”必要があるのも、まさにその通りでした」(T)

「私は“メーカーに来た”という実感がありました」とMさん。商社時代と大きく違っていたのは、自社製品への向き合い方だったといいます。

「製品に誇りを持ち、深く理解した上で説明することが当たり前です。商社では“なんとなく”で話が済むこともありましたが、それはSICKでは通用しません。その分、やりがいもあり、奥深さを感じています」(M)

Hさんも、「最初に担当したのが大手マテハンメーカーで、SICKの認知度の高さを実感しました。入社前はSICKの名前を詳しく知らなかったのですが、“業界内ではこれほど知られているのか”という良い意味での驚きがありました」と語りました。

「自分で学び、自分でつかむ」SICKのスタイルに向き合って

営業としての立ち上がり時期について話題が移ると、「最初は覚えることが多く、大変だった」という共通の認識がありました。

「お客様との会話の中で出てきた疑問や分からない単語をその場でメモし、あとから調べる。その繰り返しの中で、少しずつ製品への理解が深まっていきました」(M)

「私は、同行営業の際に先輩たちの言い回しをメモして“語録”を作っていました。“製品不具合時の対応”や“プレゼンでの伝え方”など、自分なりに整理していました。スペックシートを見るだけでは分からないことが多いので、現場から学ぶことが一番だと感じています」(T)

「複数の製品を組み合わせてソリューションを組み立て、お客様に提案し、最終的に納品し、メンテナンスまで行う。この工程は一人では完結しません。社内でさまざまな人と意見を交わし、知見を集めながらゴールに向かう。そのプロセスに大きなやりがいを感じています」(H)

現場でのチャレンジと手応え

そんな立ち上がり時期を経て、現在のそれぞれの担当業務についても話を聞きました。

Hさんは、物流業界のエンドユーザーに向けて、バーコードリーダーを中心としたSICK製品を組み合わせたソリューション提案を行っています。ある顧客先では、2年近く解決できていなかった課題をヒアリングで引き出し、SICK製品で解決に導くことができたそうです。

「その結果、棚卸作業の効率化まで実現できて、自分が提案したシステムを全社標準にしようという話にまで至りました。“相談してよかった”と言ってもらえたことは、本当に嬉しかったですね」(H)

Mさんは、道路インフラ向けのLiDAR提案に携わり、実証実験を通じて長期的な信頼関係を築く仕事を進めています。

「お客様の中で、“SICKのセンサを採用しよう”と決断してもらえるまでに時間がかかる分、地道な積み重ねが大切です。しかし、だからこそやりがいがあります」(M)

Tさんは、鉄道・港湾業界を担当しつつ、海外展示会に向けた取り組みにも関わっています。

「昨年、社内展示会での企画運営を経験しました。その経験を活かしながら、日本のお客様と共に開発したSICKのセンサソリューション技術を世界に発信していけるよう準備を進めているところです」(T)

SICK Japan Purpose をどう捉えているか

2023年から掲げられている「SICK Japan Purpose」は、「Challenge」「Partnership」「We are SICK」という3つの価値観を柱とした、SICKで働く上での志を共有するための指針です。普段の業務の中で、これらをどのように実感しているのか、3人に話を聞きました。

「正解がない中で、お客様との実証実験を何度も重ねていくため、毎日がChallengeの連続です。少しずつ信頼を積み重ねていくことで、お客様との関係性が徐々に深まっていくと感じています。

インフラに関わる仕事だからこそ、自分の取り組みが社会貢献につながっていると実感できる瞬間も多くあります。街中でSICKのセンサを見かけると、自分が関わった仕事が回りまわって、誰かの業務を効率化したり、安全を支えたりしている。その実感こそが、仕事の大きなやりがいになっています」(M)

「この2年間は目の前の仕事に集中していたため、Purposeを強く意識していたわけではありません。しかし振り返ってみると、無意識のうちにPartnershipを実践していたように思います。

私が仕事の中で意識していたのは、お客様との距離をいかに縮めるかということです。現場での会話を大切にし、ときには業務後に食事を共にしながら意見交換の場を設けたりすることで、“この人となら話せる”という関係性を築いていくことに注力してきました。特に意識していたのは、自分をオープンにすることです。自分のことを率直に伝え、そこから相手の話を引き出していく。相手によって温度感は異なりますが、趣味などの話題から少しずつ距離を縮めていきます。最終的には“まずは彼に相談しよう”と思ってもらえる存在になることが、私にとってのPartnershipのゴールだと考えています」(T)

「SICKの仕事は、一人で完結するものではありません。製品部門の知見や先輩たちの経験を取り入れながら、複数の人の力を掛け合わせてつくり上げていきます。そうした“仲間と一緒に働いている”という実感が、We are SICKという言葉に重なります。チームでひとつの提案を完成させたときには、商談成立以上の達成感があります」(H)

また、日々のやり取りの中でも、互いを尊重しながら学び合う文化が根づいていることを3人とも感じているようです。たとえば、ちょっとしたやりとりの中で「その考え方、参考になるな」と思ったり、打ち合わせの後に「いまの提案、すごく勉強になりました」と声を掛け合ったりすることがあるのだとか。

「SICKでの仕事は、数字だけではなく“そこにたどり着くまでのプロセス”も大事にしているように感じます。だからこそ“一緒に考える”、“一緒に動く”ことの価値が可視化でき、その指針がまさにSICK Japan Purposeなのだと思います」(M)

最後に:それぞれの“これから”

「1年後、どのような自分でありたいか」「SICKをどのような会社にしていきたいか」という問いを投げかけました。

「今取り組んでいるプロジェクトをきちんと形にし、お客様にSICKや自分自身の存在をより浸透させていきたいと考えています。そこから紹介や横展開が広がり、良い意味で“仕事が自然に回る”流れをつくりたい。今はその種まきの時期です。会社としては、より新しいことに積極的に投資し、挑戦する姿勢をベースビジネスにつなげていける存在であってほしいと思います」(H)

「海外展示会をきっかけに生まれた案件を、1年後には確実に売上へと結びつけたい。その上で“楽しく仕事ができているか”ということも大切にしたいと考えています。営業にとって最大の喜びは、お客様から“ありがとう”と言っていただけること。それが次のモチベーションになり、売上や信頼にもつながっていくのだと思います」(T)

「今まいている種をしっかりと育て、1年後にはお客様と次のステップへ進んでいきたい。会社としては、より人が増え、勢いのある組織になってほしいと考えています。SICKの“自由さ”や“働きやすさ”は大きな魅力です。それを守るためにも、結果を出すこと、業績を上げることが重要であり、それが私たち営業の使命だと感じています」(M)

こうした言葉からは、個々の視点での“これから”に加えて、SICKという組織そのものに対する前向きな期待と、それを自分たちの手で実現していこうとする強い責任感がにじみ出ていました。目の前の業務に真摯に向き合いながらも、その先にあるチームの成長や会社全体の未来をしっかりと見据えている――そんな姿勢が、3人の発言の端々から伝わってきます。

そして、その根底には、SICK Japan Purposeの指針――「Challenge」「Partnership」「We are SICK」――が自然と息づいており、それぞれの行動や想いにしっかりと結びついているのが印象的でした。

これからもこの同期のつながりが、互いにとって良き刺激となり、SICKのチームワークと企業文化をさらに豊かにし、より強固なものへと育てていく大きな原動力になっていくことでしょう。